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Tokyo 12月 08, 2022

ローデ・シュワルツとNothing Technology社が協力して、新しい5G対応Nothing Phone (1)を商品化

ローデ・シュワルツとNothing Technology社は力を合わせて研究開発プロセスに取り組んでおり、NothingTechnology社の新スマートフォンPhone (1)について、その5Gマルチバンド・キャリア・アグリゲーションとアプリケーションレイヤーの性能をR&S CMX500ワンボックス・シグナリング・テスタを使って評価しました。この協力を通じて、Nothing Technology社は新デバイスの発売を実現するとともに、現在から将来におよぶ複雑な5Gキャリア・アグリゲーションとアプリケーションレイヤー性能に対するあらゆる適合要件を満たすことができました。

Nothing Phone (1)の研究開発には、R&S CMWZ10シールドボックスとR&S CMX500ワンボックス・シグナリン グ・テスタが使われました。
Nothing Phone (1)の研究開発には、R&S CMWZ10シールドボックスとR&S CMX500ワンボックス・シグナリン グ・テスタが使われました。

5G NRでは、その低遅延性とともに格段に高い速度と信頼性により、エンドユーザーとっての通信性能が向上します。特にENDC(E-UTRAN New Radio - Dual Connectivity)という運用方法を採れば、ユーザー機器はバックボーンとして5G NRと4G LTEの両ネットワークに接続でき、ネットワーク事業者の適応力が高まるうえ、より迅速な5Gの展開も可能になります。しかしながら、スマートフォンのメーカーは、世界中で見込まれる無数の周波数アグリゲーションに対応できるデバイスを開発しなければなりません。そのため、5Gマルチキャリアやアプリケーションレイヤーの性能を研究開発の段階から完全にテストして検証する必要に迫られます。新規参入のNothing Technology社は、同社初の5G対応スマートフォンを開発するにあたってこの課題に直面し、ローデ・シュワルツのモバイル機器テストに関する専門技術をその克服の拠り所としました。ローデ・シュワルツはNothing Technology社に対し、1台の計測器で柔軟性と優れた性能を兼ね備える新しいR&S CMX500ワンボックス・テスタを提供しました。この高度に統合された試験プラットフォームを使えば、ユーザーはFR1・FR2・LTEの各周波数帯を含めて可能性のあるあらゆる5G NRネットワーク運用環境と周波数域で5Gモバイル機器やチップセットをテストできます。

さらにNothing Technology社は、R&S CMsequencer統合ウィザードを使うことで、Phone (1)のテスト時間と市場投入までの時間の短縮も達成できました。このR&S CMsequencerは、ユーザー機器のFR1バンド/チャネルとサポートする周波数帯の組合せを効率よく掃引でき、各ケースでのスループット測定とVoLTE/VoNR測定が行えます。これにより、サポートする周波数帯の組合せそれぞれについて、現実のシナリオのもとで想定通りにモバイル機器が動作するのを保証できました。さらに、2022年7月の発売当初から、ユーザーが期待するようなデバイスの使い勝手や性能も実現できました。

Nothing Technology社でモバイル・ソフトウェアを統括する台湾のジェネラルマネージャSam Lee氏は次のように説明しています。「新たなモバイル製品を開発し、新興市場を開拓する場合には、その開発・設計プロセスにおける検証が欠かせません。実際、当社のPhone (1)を素早く市場投入するうえでR&S CMX500ワンボックス型テスタはとても役立ち、グローバルなあらゆる適合性を満足しながら、完全なユーザー・エクスペリエンス実現のための性能要求にも応えることが可能になりました」。

ローデ・シュワルツでモバイル無線テスタを担当する上級副社長のChristoph Pointnerは次のように話しています。「新規参入の企業はもちろん、経験豊かなエンジニアにとっても、R&S CMX500ワンボックス・テスタによる自動化アプローチによって5Gのテストがこれまで以上に簡単になります。当社は、新しい5G通信用の製品やアプリケーションの開発・検証で今後もNothing Technology社との協力を続けていけたらと期待しています」。

R & S C M X 5 0 0ワンボックス型シグナリング・テスタについて詳しくは、https://www.rohde-schwarz.com/cmx500をご覧ください。

お問い合わせ:

欧州(本社):Patrizia Muehlbauer(電話:+49 89 4129 0、email:press@rohde-schwarz.com)

北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)

アジア太平洋地域:Wen Shi Tong(電話:+65 6 307-0029、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、より安全に“つながる”社会の実現に向けた基盤を整えようと取り組む先駆的企業のなかでも、特に技術指向のグループとして、試験・計測などを始めとする技術システムやネットワークおよびサイバーセキュリティにおけるトップレベルのソリューションを提供しています。設立から85年以上にわたり、世界中の産業界や行政機関のお客様の信頼できるパートナーとして歩んできました。そのローデ・シュワルツでは、2021年6月30日現在、全世界で約13,000名の従業員が活躍しています。2020/2021会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして23.4億ユーロの売上を達成しました。本社はドイツ・ミュンヘンに構えています。

R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。

東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階

〒160-0023

関野 敏正

電話番号: +81 3 5925 1270/1290

Toshimasa.Sekino@rohde-schwarz.com

www.rohde-schwarz.com/jp

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+49 89 412913052
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Rohde & Schwarz

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。


R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

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