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8月 21, 2023

ローデ・シュワルツとMediaTek社がR&S CMX500 OBTを用いて、5G RedCapリリース17の接続機能の検証に成功

ローデ・シュワルツとMediaTek社は協力して、3GPPリリース17の規定に従い、MediaTek社の5G RedCap(Reduced Capability)テスト・プラットフォームを問題なく検証しました。このRedCap によって今後は、5Gスマート工場や物流向けの産業用センサ、エッジAI、常時接続のウェアラブル機器など、新しいさまざまな5Gスタンドアロン・デバイスが実現可能になります。ローデ・シュワルツではR&S CMX500 OBT無線通信テスタを改良して、RedCapを含めたリリース17の機能をサポートできるようにしています。

R&S CMX500 OBTライトは、5G RedCapをはじめとするリリース17の機能に対応しています。
R&S CMX500 OBTライトは、5G RedCapをはじめとするリリース17の機能に対応しています。

ローデ・シュワルツとMediaTek社は本日、R&S CMX500シグナリング・テスタを用いてMediaTek社の5GRedCapテスト・プラットフォームの検証に成功したことをご報告します。これにより、MediaTek社は同社の最終製品を確実にテスト・測定して検証できるようになりました。

5G RedCapによる中間層ユースケース
5G RedCapによって、5Gエコシステムに本当の中間層としてのeMTC(拡張マシンタイプ通信)が導入されます。これにより、産業オートメーション用センサやスマートカメラ、ウェアラブル機器などの中間ユースケース向けに設計を最適化することで、先行する低速のNB-IoT(narrowband internet of things)規格と最新の5G規格の間にある能力や複雑さのキャップを埋めるような新しいデバイスの潮流が生まれるようになるでしょう。5G RedCapモデムは、eMBBユースケース向けに設計された5Gモデムに比べて、より単純で使用する周波数帯域幅が狭く、消費電力も大幅に低いものとなり、スタンドアロン(SA)モードでのみ動作します。

R&S CMX500は5G RedCapを含む3GPPリリース17の機能をサポート
eMTCおよびNB-IoTテスト分野の市場リーダーであるローデ・シュワルツは、R&S CMX500 OBTをIoTテスト用に最適化しました。このR&S CMX500 OBTの強化によりMediaTek社は、ネットワークのアクセス制限や帯域幅部分(BWP)とその切替え、パワーセーブなどをはじめとするRedCap特有のプロトコル・シグナリング・プロシージャについて、3GPP 5Gが規定するRedCapのさまざまな側面を検証できるようになりました。

R&S CMX500無線通信テスタは、5G NRテストに対応した将来性豊かなクラス最高のワンボックス構成テスタです。直感的で柔軟性の高いWebベースのユーザー・インターフェースR&S CMsquaresを介して、8 GHzまでのすべての5G関連周波数を取り扱うことができます。さらに同シグナリング・テストソリューションは、あらゆる5Gモバイル機器とチップセットに対応でき、FR1/FR2およびLTEバンドを含めて想定されるすべての5GNRネットワーク運用スタイルと周波数域を1台の装置でサポートします。特にR&S CMX500 OBTライトはすべてのRedCapテスト要件に最適化されているうえ、最もコンパクトかつ最適な価格設定のハードウェア構成となっています。

1つのテストソリューションで5Gデバイスの全製品ライフサイクルに対応
R&S CMX500は、研究開発の初期設計段階としてRFパラメトリック試験からエンド・ツー・エンドなアプリケーション試験やシグナリング・プロトコル・テスト、型式認証のためのコンフォーマンス・テスト、そして試験生産にいたるすべてを完全サポートし、製品の市場投入の加速化を支えます。すべての5G NRテスト装置をプラットフォーム1つでまかなうという戦略により、5Gデバイスのあらゆる生産ステージを通じて、シグナリングおよびノンシグナルテストを含めた統合的なテスト環境を構築できます。

ローデ・シュワルツでモバイル無線テスタを担当する上級副社長のChristoph Pointnerは次のように説明しています。「RedCapに対応した新タイプのデバイス研究開発において、その初期段階から当社のR&S CMX500によってご支援することで、5G業界のさらなる発展に貢献できるのは本当に光栄なことと考えています。MediaTek社とは長期的に緊密な協力関係を築いていくことで合意しており、今後の3GPPリリース17以降も将来にわたってRedCapおよび5G拡張機能のすべてに対応するため、さらなる技術革新を続けていきます」。

また、MediaTek社で無線通信システムとそのパートナーシップを統括するゼネラルマネージャーのDr. Ho-Chi Hwang氏も次のように述べています。「当社MediaTekはローデ・シュワルツとの緊密な協力関係を続けてきたことで、次代の5Gに向けた重要なマイルストーンとなる技術を検証することができました。当社の次世代製品ラインナップには5G RedCapの新機能を盛り込む予定です。世界最大規模の5Gモデム・サプライヤの1社として今回のマイルストーンに達したことで、お客様にはそれぞれの戦略立案や新技術開発に自信をもって臨んでいただけるものと考えています」。

ロ ー デ ・ シ ュ ワ ル ツ の 5 G RedCap テ ス ト ソリ ュ ー シ ョ ン に つい て 詳し く は、https://www.rohde-schwarz.com/redcap-testingをご覧ください。

お問い合わせ:
欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)
北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)
アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、より安全に“つながる”社会の実現に向けた基盤を整えようと取り組む先駆的企業のなかでも、特に技術指向のグループとして、試験・計測などを始めとする技術システムやネットワークおよびサイバーセキュリティにおけるトップレベルのソリューションを提供しています。設立から85年以上にわたり、世界中の産業界や行政機関のお客様の信頼できるパートナーとして歩んできました。そのローデ・シュワルツでは、2021年6月30日現在、全世界で約13,000名の従業員が活躍しています。2020/2021会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして23.4億ユーロの売上を達成しました。本社はドイツ・ミュンヘンに構えています。

R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。

東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27
階〒160-0023
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電話番号: +81 3 5925 1270/1290
Toshimasa.Sekino@rohde-schwarz.com
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Rohde & Schwarz

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。


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