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4月 08, 2021

ローデ・シュワルツが、最新の車載Ethernet規格IEEE 802.3ch MultiGBASE-T1に対応した試験ソリューショ ンを投入

ローデ・シュワルツのオシロスコープR&S RTOおよびR&S RTPの新たなオプションK88により、最新の車 載Ethernet規格に対応したコンプライアンス試験が可能になります。高速な車載ネットワークとデータ送信 ニーズに応える新しいIEEE 802.3ch規格に即したコンプライアンス試験が行えます。このK88ソフトウェア・ オプションをもとに、ローデ・シュワルツは車載Ethernetに向けた試験・測定機器サプライヤとして時代の 最先端を歩み続けます。

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K88オプションは、コンプライアンステストを次世代オートモーティブのイーサネット規格に対応します

高いデータ速度に対する要求のほとんどは、車載カメラなどのセンサや5Gテレマティクス・ユニット(TCU)、複数のドメイン・コントローラに対応したバックボーン・ネットワークに起因します。こうしたニーズに対し、Ethernet規格のMultiGBASE-T1は2.5・5・10ギガビットの速度をカバーして応えています。このMultiGBASE-T1は、1000BASE-T1とは異なり、シンボルレート1.4・2.8・5.6 GHzによるPAM4(4レベル)変調を利用します。ただし、この規格に取り組むOpen Alliance TC15のPMA認証試験仕様は、現在はまだドラフトの段階です。

新しいK88オプションによって、オシロスコープR&S RTOとR&S RTPは、IEEE802.3ch仕様の物理層(レイヤ1)に基づくMultiGBASE-T1に対応のトランスミッタ認証ソリューションとなりました。同ソリューションは、最新のユーザーインターフェイスを備えており、テストのガイド機能や総合的なレポート機能も簡単に利用できます。

ローデ・シュワルツでは、MDIリターン・ロス測定にR&S ZNDベクトル・ネットワーク・アナライザを活用するなど、車載Ethernetのコンプライアンス試験ソリューションを総合的に提供しています。テスト用ソフトウェアR&S ScopeSuiteを使えば、測定機器の制御や結果に関する計算、レポート化も自動化できます。またテスト・ウィザードを設けており、図式化した説明をもとにテスト手順に沿って、ユーザーをステップ・バイ・ステップに手引きします。さらに自動テスト・シーケンスを設定しておけば、高速で信頼性の高い試験が実行可能になり、ユーザーによるミスが発生する可能性も最小限に抑えられます。そのほか、書式設定の可能なレポート機能を使って、テスト結果を文書化することもできます。このR&S ScopeSuiteは、対応モデルのオシロスコープでも、個別のPCでも実行可能なスタンドアローン型アプリケーションとなっています。

MultiGBASE-T1対応のコンプライアンス試験ソフトウェア・オプションR&S RTO-K88とRTP-K88は、ローデ・シュワルツから今すぐご購入いただけます。

ローデ・シュワルツの車載Ethernet向けソリューションについて、詳しくはhttps://www.rohde-schwarz.com/_231834.htmlをご覧ください。

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。

R&S®およびCERTIUM®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。

自動車向けテスト・ソリューションについて―テストするから、信頼できる

ローデ・シュワルツは、試験・計測に関するソフトウェアや機器、システムの世界的なトップメーカーとして、市場をリードする専門技術を応用しながら、自動車の先行開発から生産までその全ライフサイクルにおよぶ革新的なソリューションを開発しています。世界中のOEM企業やティア1サプライヤ、半導体メーカーの皆様が、車載レーダーや接続性、インフォテインメント、高性能コンピューティング、さらにはEMCに向けた当社の実績豊かな試験ソリューションに信頼を寄せています。とりわけ、レーダーの開発・統合・生産に対する革新的ソリューションによって、ローデ・シュワルツは次世代のADAS/AD(先進運転支援/自動運転)システムを生み出そうと取り組んでいるお客さまの確かなパートナーとしてお応えしています。また、長年にわたり積み重ねてきた高度なワイヤレス技術は、5GやC-V2XからUWB、WiFi6、GNSSまで、あらゆる規格によるロバストな接続性の実現を支えています。最新のバス速度や高性能なドメイン・コントローラなどのECUをサポートする車載ネットワークを開発・デバッグできるほか、複雑なEMI問題の解決にも当社のテスト機器が利用可能です。ローデ・シュワルツはEMC試験にも数十年およぶ実績があり、主要なCISPRやあらゆるOEMメーカーが指定するEMC規格に沿って、車両やその部品のEMI とEMSの測定を実行できる試験・測定機器や、カスタマイズしたターンキーの試験システムを提供しています。独自のシステムと計測器を用いた車載アンテナのテストに加えて、無線共存テストも完全にサポートしています。さらに、ECU生産での基板レベル試験(ICT/FCT/BS)にも卓越したソリューションをご用意しています。世界中のパートナー企業やお客様がこうした試験ソリューションを活用して、自動車部品とシステムの正確かつ協調的な動作や、エラーなく外部との通信ができるように保証しています。

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