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4月 22, 2021

新しいR&S NGA100、ベーシック・クラスの電源で優れたリニアリティを実現

シンプルに直流電源を供給するという目的の基本的な電源は、テスト機器の一部として、世界中どこの作業環境でも最もよく見受けられます。ローデ・シュワルツのベーシック電源の新シリーズR&S NGA100は、こうした基本的な仕様を超える高い性能レベルと、ベーシック・クラスの機器には通常は組み込まれないような特別な機能を備えています。

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R&S NGA100は電源ポートフォリオの新たなシリーズです

ローデ・シュワルツは新しいR&S NGA100シリーズにより、ベーシックな電源のラインナップの継続的な拡充を図ります。このR&S NGA100には4機種をご用意しており、いずれも1出力あたり最大35 V / 6 Aないし100V / 2 Aに対応した、出力1チャネルと出力2チャネルのモデルをお選びいただけます。1出力モデルは最大40Wを、2出力モデルは最大80Wに対応しています。また2出力モデルは、その出力ポートを組合せて最大200 Vあるいは12 Aまでの供給が可能です。

ローデ・シュワルツでは、R&S NGA100の出力回路にリニア設計を採用し、ベーシック・クラスの電源で一般的なスイッチ式回路に比べて、大幅な性能向上を実現しました。その結果、精度が向上したことで、他にマルチメータなどを用意しなくても、エンジニアの皆様には安心して適切なレベルで正確に電力供給いただけます。なお、標準のリードバック分解能は1 mV / 100 μAですが、200 mA以下では1 μAに向上し、IoTアプリケーションのスタンバイモードやスリープモードで一般的な低電流域でのテストにも最適です。R&S NGA100は、同じデバイスをアクティブ・モードに切り替えた際に、そのデバイスから生じる電力スパイクや電流スパイクを捉えるのに必要なダイナミックレンジも備えています。

ベーシックな電源の多くが非常に限られた電圧/電流範囲でしか最大電力を出力できないのに対し、R&SFlexPower技術では電圧/電流の幅広い組合せで最大電力を供給できます。そのため、1台の電源で多くの様々な用途に対応できます。さらに用途を問わず、見やすいディスプレイや直観的なユーザーインターフェースのほか、電力・電圧・電流の最小/最大値がディスプレイに直接表示されるなどリアルタイムな統計機能も有効に活用いただけます。

そのほか基本的な電源では一般的に見られない機能として、R&S NGA100は、解析のために最大で毎秒10点の電圧値と電流値を記録できる機能も備えています。データのエクスポートやリモート制御にはEthernetとUSB接続を標準サポートするほか、オプションとしてWLANやデジタルI/Oの外部トリガーにも対応しています。また、最小10 msの時間分解能で電圧/電流設定のシーケンスを生成することも可能です。供給電力は低ひずみ・低ノイズなうえ、R&S NGA100のリモート・センシング機能により、配線による損失さえも補正可能です。そのため、電源としての出力だけでなく、被試験デバイスへの入力時点での適切な電力レベルが実現します。

新しいR&S NGA100電源シリーズはR&S Essentialsポートフォリオ製品に位置づけており、ローデ・シュワルツおよび認定代理店から今すぐご購入いただけます。

詳しくはwww.rohde-schwarz.com/product/nga100をご覧ください。

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