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Tokyo 6月 11, 2021

ローデ・シュワルツとColby Instruments社が協力して、UWBデバイスの位置特定に向けた高精度試験ソリュー ションを提供

ワイヤレス機器の試験ソリューションをリードするローデ・シュワルツは、高精度なプログラマブル・ディレイ・ライン(遅延器)のトップメーカーであるColby Instruments社と力を合わせ、信号の到来角(AoA)と到来の位相差(PDoA)の特性評価に対する極めて高精度な試験ソリューションをUWBエコシステムに向けてご用意しました。

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ローデ・シュワルツとColby Instruments社がUWB試験ソリューションで協力

UWBデバイスの試験を行うエンジニアの皆様には、ローデ・シュワルツのR&S CMP200無線通信テスタと無線機器製造における試験の自動化を実現できるWMTソフトウェア・サービスに加え、Colby Instruments社の高精度ディレイ・ラインXT-200を組み合せて、キャリブレーションや検証を含めた伝導モードでの測定を行っていただけるようになりました。UWB技術では、送信機から受信機へUWB信号が到達するのに要する時間(Time of Flight:ToF)を高精度に測定して2台のデバイス間の距離を算出します。また両者のUWB受信アンテナが受け取った信号の時刻あるいは位相差を計測することで、到来角の算出も可能です。一方、ディレイ・ラインにより被試験デバイス(DUT)に対して、時間分解能0.50 psで時間範囲0~625 psという遅延特性を与えることができ、いっそう精細な角度と距離のシミュレーションが可能になります。R&S CMP200は、信号アナライザと信号発生器としての機能を兼ね備えており、1台の機器で伝導および放射環境での送信機と受信機の測定が行える完全なソリューションが整います。

ローデ・シュワルツのモバイル無線テスタを統括する上席副社長Christoph Pointnerは次のように説明しています。「ハンズフリー・アクセス制御、位置情報サービス、デバイス・ツー・デバイス通信サービスという3つの中核的なUWBサービスでは、デバイスの位置と方向を特定することがそのUWB技術の鍵を握ります。Colby Instruments社の技術により当社としても競争力の充実をはかり、そうしたUWBデバイスの特性評価における極めて重要な課題を克服できるようUWBエコシステムに完全に見合った高精度な試験ソリューションの提供が実現したことに大変満足しています」。

またColby Instruments社の社長Victor Chinn氏も次のように述べています。「ローデ・シュワルツと協力して、業界トップレベルの当社の高精度ディレイ・ライン機器を組み込み、1つの試験システム・ソリューションへと完全に統合された革新的製品を提供できることに大きな期待を寄せています。なかでも当社のXSeries機器は比類ない精度と性能を備え、UWB市場の挑戦的な仕様にもしっかり応えます」。

ローデ・シュワルツのUWB試験ソリューションについて詳しくは、https://www.rohde-schwarz.com/uwb をご覧ください。

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