ファイル／コンテンツアプリケーションのための非常にセキュアなデータセンターへの接続

ビッグデータ：異常なし

急増する大容量／異種データのセキュアな保存および伝送は、企業や政府機関にとって重大な問題の1つです。プロセスには監査規格に準拠したシームレスな文書化が必要で、ミッションクリティカルな情報は保護する必要があります。セキュリティー関連の機関や団体は、内部文書や機密情報を効率的かつ確実に管理すると同時に、不正アクセスから保護することのできる、一体型のソリューションを必要としています。ストレージソリューションが地理的に遠く離れた場所に分散している場合は、専用回線と専用通信リンクのいずれを使用しているかに関わらず、これらの場所の間でのデータ伝送を暗号化する必要があります。

ストレージメーカーである日立データシステムズと、ITセキュリティーのスペシャリストであるローデ・シュワルツSITは、プロフェッショナルソリューションを提供するために、両社の専門知識を結集しました。

日立データシステムズのファイル／コンテンツソリューション

Hitachi Network Attached Storage（HNAS）ソリューションを使用すれば、データの保護、アーカイブ、解析、読み取りが可能です。R&S^®SITLine ETHは、分散ファイル／コンテンツソリューション内のデータの交換を保護します。

処理されなくなったが長期保存が必要なデータについては、Hitachi Content Platform（HCP）上の低価格なストレージスペースに移動できます。HCPは、長期保存に関する法的要件を満たすように特別に設計され、データにアクセスする人の認証に加えて、認証されたデータの不変性やデータ保護／インテグリティーを保証します。

データの管理は完全に自動化されます。大規模なシステム（最大40 PBまたは320億オブジェクト／ドキュメントの記憶容量）の場合でも、データ圧縮、暗号化、内部冗長性、再現、リテンション周期に対処するための管理は不要です。支店では、HCPをアップグレードして、フルテキスト／インデックス検索を実行するためのローカルキャッシュ機能やクロスプラットフォーム機能を搭載することにより、便利なプライベート・クラウド・サービスを簡単に導入できます。

データセンターでは、データがAES 256を使用して暗号化され、対応する記憶媒体に保存されます。R&S^®SITLine ETHは、伝送経路を保護します。移行ソリューションを使用すれば、暗号化されていないデータを、完全に暗号化されたデータのプールに転送できます。このプロセスでは、既存の記憶媒体をセキュアなアーキテクチャーに移行することにより、コストを削減できます。

HNAS/HCP用のBSI承認暗号化

R&S^®SITLine ETHは、日立ファイル／コンテンツシステムでの使用に最適です。1つのラックユニットでデバイス1台あたり最大4個のイーサネットポートがあり、R&S^®SITLine ETHは、ネットワークの暗号化のための高いパッキング密度を実現します。ゼロオーバーヘッド・モードでは、ほとんど遅延なしにデータを暗号化できます。

R&S^®SITLine ETHは、同期と非同期の両方のデータバックアップを保護します。このために、iSCSI、FCoE、FCIPが認証され、暗号化されています。R&S^®SITLine ETHは、トランスポートモード、トンネルモード、またはバルクモードで動作します。革新的なグループ暗号化機能は、3か所以上が関連するネットワーク内の伝送を保護します。

証明書や暗号化モードなどのセキュリティー関連の設定は、R&S^®SITLine ETHに、R&S^®SITScopeセキュリティー管理システム経由でオンラインで送信されます。ネットワークやデバイスの設定のモニタリングおよび管理は、Hitachi Event Monitoringに統合されました。

R&S^®SITLine ETHは、RESTRICTEDおよびNATO RESTRICTEDに分類されたデータを処理することを、ドイツ連邦情報セキュリティ局（BSI：Federal Office for Information Security）により承認されました。

ローデ・シュワルツSITと日立データシステムズは、カスタムソリューションを開発するために、個別コンサルティングを提供しています。