FAQs from Rohde & Schwarz

R&S ELEKTRA、切り替え可能信号経路の設定

説明

EMIテストレシーバーを、R&S ELEKTRAおよびライセンスELEMI-EASと組み合わせて使用しています。テストレシーバーと3本のアンテナを使用して、EMI放射テストを実行しようとしています。また、スイッチユニットを使用してアンテナを切り替えようとしています。ELEKTRAで切り替え可能信号経路を設定するにはどうすればいいですか?

解決策

そのためには、デバイスリストとハードウェアセットアップを開きます。設定にはいくつかの簡単な手順が必要です。

1)最初に、汎用スイッチユニットをデバイスリストに追加する必要があります。

FAQ R&S ELEKTRA、切り替え可能信号経路の設定 - 画面1

2)"Details" ファセットを開いて、最初の経路を編集し、"Add Path" をクリックして経路テーブルに新しい行を作成します。

テーブルの "Command" 列に、この経路を切り替えるためのリモートコマンドを入力する必要があります。

FAQ R&S ELEKTRA、切り替え可能信号経路の設定 - 画面2

必ず "Connection" を開いて、インタフェースのタイプとアドレスを定義してください。終わったらすべての変更を保存します。

3)アンテナへの接続に関して、各アンテナに対する信号経路をデバイスリストに作成します。適切な名前を使用します。

FAQ R&S ELEKTRA、切り替え可能信号経路の設定 - 画面3
FAQ R&S ELEKTRA、切り替え可能信号経路の設定 - 画面4

4)各信号経路に対して測定補正を追加できます。これは減衰テーブルまたは定数減衰です。その他に、各信号経路に適切なスイッチ経路を割り当てる必要があります。パスを選択するには、"Add Path" をクリックします。ダイアログが開いたら、スイッチユニットを選択します。"Path" 列のフィールドをクリックして、対応するパスをドロップダウンリストから選択します。

FAQ R&S ELEKTRA、切り替え可能信号経路の設定 - 画面6

5)これで、ハードウェアセットアップで信号経路を使用する準備ができました。信号経路は複数存在するので、適切な名前と信号経路を使用してハードウェアセットアップを複製することができます。これ以後、ハードウェアセットアップをテストテンプレートとして使用できます。