Tokyo 11月 21, 2023
マイクロウェーブファクトリー社が提供するESD可視化システム
今回採用されたR&S RTOオシロスコープは、非常に優れたシグナルインテグリティと高速な波形更新レートを両立させています。自社開発の高性能低歪A/Dコンバータおよびアナログフロントエンドと、オシロスコープ専用に開発されたバックエンド用大規模ロジックASICのハードウェアによるリアルタイム処理により、コンパクトな形状ながら、きわめて正確な測定をこれまでにない速度で実行できます。
さらに、EMI評価において不可欠となる周波数解析では、単一チャネルはもちろんのこと、複数チャネルでの高速FFT処理が可能です。これにより、ESD可視化システムにおいては、これまでにない高速測定を実現しております。
ESD可視化装置
低電圧で動作する電子機器はESD、つまり静電気放電 が誤作動の要因になります。ESD可視化システムを使用することで連続的に静電気放電を行い、基板上の静電気放電の流れを可視化できます。これにより、対策すべきポイントを正確に分析することができるため、対策前後の効果比較を容易に行うことが可能になります。また、3Dスキャナを使用し複雑な基板形状も正確に短時間で形状を読みとることで、DUTとプローブの測定位置を細かく設定することも可能なシステムとなっています。
ローデ・シュワルツ・ジャパンの社長であるJacques Jourdaは、次のように説明しています。「この度、マイクロウェーブ ファクトリー社を、当社の製品によりご支援できることは大変光栄です。今回の製品採用によりマイクロウェーブ ファクトリー社との関係がさらに強固なものになったと捉えております」。
マイクロウェーブ ファクトリー社の社長である田中氏は、「 今回R&S社製オシロスコープを採用することで、静電気の流れを時間以外に周波数 でも解析が行えるようになりシステムの有効性がより向上する 」と述べました。
今回のR&S RTO6製品に関する詳細情報については https://www.rohde-schwarz.com/product/rto6 をご覧ください。また、マイクロウェーブ ファクトリー社のESD可視化システムに関する詳細情報についてはhttps://www.mwf.co.jp/products/measurement/esd-visualizer-test-service.htmlをご覧ください。
マイクロウェーブ ファクトリーについて
マイクロウェーブ ファクトリーは、『We support your power』を合言葉に、電波に関する先端技術開発に携わる企業をサポートし、ノウハウを生かした解決策をご提供することを目指す、電波のトータルソリューションカンパニーです。
ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度（昨年7月から本年6月まで）には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。
R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。