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Tokyo 9月 21, 2022

ギガヘルツからテラヘルツへ ― ローデ・シュワルツが最新のミリ波テスト・ソリューションをミラノで開 催のEuMW 2022に出展

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ローデ・シュワルツは、RFおよびマイクロ波コンポーネントの試験ポートフォリオの中から、特に注目いた だきたいソリューションをミラノで開催のEuMW 2022に出展します。

ローデ・シュワルツは、Milano Convention Centre(ミラノ・コンベンション・センター)で9月27~29日に開催のEuMWにおいて、小間番号D18に展示ブースを構えます。このブースでは、ギガヘルツからテラヘルツまで広範にカバーしたマイクロ波テスト・ソリューションを紹介し、現在はもちろん将来にわたる産業界のニーズに応えます。

Dバンドに焦点:5Gの先を見据えたアプリケーション
5Gの先にある新しい広帯域通信アプリケーション、とりわけ6Gとして、50~170 GHzの周波数域がいっそう注目を集めるようになっています。そこでローデ・シュワルツでも継続してサブTHz帯の研究の枠を広げており、ミラノのEuMWでは次世代モバイル通信の先取的な研究の大幅な容易化につながるようにDバンドの革新的な信号生成技術や測定値の解析ソリューションを出展します。たとえばR&S SMW200Aベクトル信号発生器とR&S FSWシグナル・スペクトラム・アナライザに簡単に取付けて構成できる新しいR&S FE170フロントエンドがあります。これにより、この2つのハイエンド測定器で110~170 GHzの周波数レンジをカバーできるようになり、サブTHzの初期研究には最適です。

そのほか展示会ブースでは、Dバンドの位相雑音測定にも焦点を当てます。次世代の通信アプリケーションにとって位相雑音の低減は、優れた変調性能や低いEVMの実現に欠かせません。そのためローデ・シュワルツはEuMW 2022において、最新鋭のR&S FSWP位相雑音アナライザ/VCOテスタを先行紹介します。同機は位相雑音を高確度に測定できることから、次世代通信アプリケーションに使う信号源の性能向上を図るのに活躍します。この新しいR&S FSWPモデルでは設計を刷新して新たに静電容量式タッチスクリーンを搭載するとともに、ハイエンドな信号源の測定に対する確度も高めました。

RFおよびマイクロ波コンポーネントのテスト
ローデ・シュワルツの展示ブースでもう一つ注目いただきたいのが、RFコンポーネントの特性を生産環境で検証できるまったく新しいソリューションです。そのR&S PVT360Aハイパフォーマンス・ベクトル・テスタは、ベクトル信号発生器とベクトル・シグナル・アナライザを1つの計測器としてまとめており、卓越した測定速度を発揮します。最高8 GHzの周波数レンジをカバーし、柔軟な帯域幅構成に加えて、オプションとして第2のTRXチャネルもご用意しています。R&S PVT360Aが持つ非常に柔軟なDUT接続性と並行試験能力によって、RFチップセット・メーカーは特性評価や生産試験を素早く実施できます。

さらにハイライトとして、最高周波数を26.5 GHzに拡張して先日発売したR&S ZNB26と周波数域100kHz~43.5 GHzに対応のR&S ZNB43ベクトル・ネットワーク・アナライザがあります。ローデ・シュワルツは、これらの計測器を用いて広帯域雑音パラメータ測定とディエンベディング・アプリケーションをデモ紹介する予定です。特にディエンベディングについては、高いマイクロ波周波数域における複雑なディエンベディングの実行に役立つ統合型ソフトウェア・オプションもご提供しています。

航空宇宙・防衛アプリケーションのためのテスト・ソリューション
周波数帯47.2~50.2 GHzと50.4~51.4 GHzは、ITU (国際電気通信連合)がNGSO(非静止衛星)およびGSO(静止衛星)システムに割り当てている領域です。これに応えられるようにローデ・シュワルツは、研究室や生産現場に向けた高速シグナル・スペクトラム・アナライザの新モデルR&S FSVA3050を発売しました。同1/3機は標準で最高50 GHzを、オプションで最高54 GHzをカバーし、フィルタやアンプなど衛星コンポーネントのテストに最適となっています。なにより、その高いダイナミックレンジと卓越した位相雑音の低さから、従来はハイエンドな計測器にしか望めなかった高い性能が実現します。ローデ・シュワルツはミラノのEuMWにおいて、このR&S FSVA3050をR&S SMW200Aベクトル信号発生器と組み合わせて、標準で最高56 GHz、オプションで最高67 GHzをカバーできる衛星テスト用セットアップとして展示します。これらの計測器を用いて、DVB-2SX規格のAnnex Eによる最新の拡張仕様に基づき、ビームホッピングとインタラクティブなマルチメディア通信衛星のテストを実演します。

さらにローデ・シュワルツは、位相コヒーレントなマルチチャネル・パルス解析を紹介するため、次世代のR&S RTPハイパフォーマンス・オシロスコープもEuMWに出展します。このオシロスコープは高水準なシグナル・インテグリティ測定能力と、リアルタイム解析のための実際上最速な波形捕捉速度を兼ね備えています。R&S RTPはマルチチャネルによる比較測定には最適なレシーバであり、内蔵のパルス信号源によって優れたチャネル間スキューが実現するうえ、ジャマーと被妨害レーダーの両方について同時に欺瞞ジャミング技術を評価するのに利用できます。また同オシロスコープの最新デジタル・トリガによってレーダーパルスを信頼性高く分離でき、そうしたレーダー信号はセグメント・メモリを利用して効率的に保存可能です。

車載レーダーと接続性のテスト
車載レーダーのモジュールやシステムの開発者は、ローデ・シュワルツのブースにおいて、さらに向上したR&S ATS1500Cアンテナ・テストシステムによるレーダー信号干渉の測定を体験いただけます。このユーザー・フレンドリなアンテナ・テストチャンバでは、高精度な測定を非常に再現性高く行えます。コンパクト・アンテナ・テスト・レンジ(CATR)技術は将来性が高いため、より広い開口のアンテナによる次世代イメージング・レーダーに対応する準備も整います。新機能をもとに柔軟性を高めたほか、パラボラ・リフレクタの両側からアクセスでき、広範な温度域にわたって効率的に温度管理した測定も可能です。このR&SATS1500CをR&S AREG800A車載レーダー・エコー発生器、オプションのR&S FSW43スペクトラム・アナライザ、同じくオプションのR&S SMW200Aベクトル信号発生器と組み合わせれば、車載レーダーのモジュール開発や検証、キャリブレーション、コンフォーマンス試験に対して市場でもっとも総合的に対応できるシステムとなります。

超広帯域(UWB)による高精細な測距能力とセキュリティ機能は、車両アクセス・コントロールやジェスチャ認識など車載通信アプリケーションにおける今後の課題を克服するための最適な技術だと言えます。しかし、互換性や適切な動作を保証するにはUWBデバイスの性能テストが欠かせません。そこでローデ・シュワルツは、R&S CMP200無線通信テスタをもとに、量産環境や研究開発におけるUWBテストの問題解決に最適化したテスト・ソリューションをEuMWでデモ紹介します。同テスタは1つの計測器でシグナル・アナライザと信号発生器の機能を兼ね備えています。これをローデ・シュワルツのシールド・チャンバと組み合わせれば、R&S CMP200によってIEEE 802.15.4a/z仕様に準拠した伝導モードと放射モードにおけるトランスミッタ/レシーバのほか、ToFと到来角(AoA)測定のための完全なソリューションが整います。

ローデ・シュワルツは2022年9月27~29日にMilano Convention Centreで開催のEuMWにおいて、当社のマイクロ波およびミリ波テスト・ソリューションの中から、特に注目のこうした製品を小間番号D18のブースで紹介します。さらに同展示会カンファレンス・プログラムの一つとして9月28日に開催されるDefense,Security and Space Forum〔防衛・セキュリティ・宇宙フォーラム〕にも当社のエキスパートが参加協力します。詳しい情報と展示会の登録については、をご覧ください。

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