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Tokyo 12月 10, 2021

ローデ・シュワルツのポータブルな汎用スペクトラム・アナライザの周波数帯域が拡張

ポータブルなR&S FPL1000が、最高26.5 GHzまでのスペクトラム解析に対応しました。ベンチトップ計測器の機能性とハンドヘルド計測器の持運び易さに加え、直観的な機能を盛り込んだことで、どこでも簡単に高性能な測定ができるようになっています。

R&S FPL1000スペクトラム・アナライザは、ベンチトップ計測器の機能性とハンドヘルド計測器の持運び易 さを兼ね備えています。

ローデ・シュワルツは、最高26.5 GHzの測定周波数をカバーすることで、好評なR&S FPL1000シリーズを拡充しました。同シリーズに加わった新モデルは、5 kHz~14 GHzと5 kHz~26.5 GHzの測定周波数帯域を備えています

R&S FPL1000が1台あれば、一般的なアプリケーションや、さまざまなタイプの測定に対応可能です。帯域幅40 MHzの信号を解析でき、最高7.5 GHzの信号発生器を内蔵した製品としては、同クラスで唯一の計測器となっています。どこへでも持ち運べる計測器として、スペクトラム測定やパワーセンサによる高精度な出力測定、アナログ変調およびデジタル変調の信号解析にも対応しています。R&S FPL1000は基本構成のままでも、素早く直観的に、チャネル・パワーやACLR(隣接チャネル漏洩電力比)、S/N比、スプリアス、高調波ひずみ、3次インターセプト・ポイント、AM変調度などの測定機能をもとにスペクトラム解析が行えます。このほか統計的ADP(自動データ処理)やCCDF(相補累積分布関数)解析、汎用なマーカー機能などを追加して、さらに機能を拡張することも可能です。

また、アナログ変調およびデジタル変調の信号を解析するための測定アプリケーションとしても利用可能です。R&S FPL1-K7オプションを使えばR&S FPL1000はアナログ変調アナライザとなり、信号の振幅・周波数・位相を解析できます。基本ユニットのI/Qアナライザは、解析帯域幅における振幅Iと位相Qをサポートしていますが、このI/Qデータはサードパーティのソフトウェア製品でさらなる解析が行えるようにエクスポート可能です。またR&S FPL1-K54オプションは、簡易的なEMI測定機能を提供します。さらにR&S FPL1-K70ベクトル信号オプションを使用すると、デジタル変調によるシングル・キャリアの信号も特性評価できます。そのほかにも、マルチキャリア変調の解析やPRBS(擬似ランダム信号)データにおけるBER(ビット・エラー・レート)の測定に対応した追加オプションもご用意しています。

R&S FPL1000シリーズは、たとえば10 kHzオフセット(1 GHzキャリア)での位相雑音が-108 dBc、さらには最適なプリアンプを使えば表示平均雑音レベル(DANL)が-163 dBmを実現する優れたRF性能を備えています。こうした性能に加え、手ごろな価格と使い易さによって、R&S FPL1000は研究室を始めとして、衛星地上局や通信リンクのモニタリング、教育機関や半導体テストハウス、生産現場、保守サービス施設などでの利用に最適な計測器となっています。

新たな周波数域に対応したR&S FPL1000スペクトラム・アナライザは、R&S Essentialsポートフォリオ製品の一つとなっており、すべてのモデルをローデ・シュワルツおよび認定代理店から今すぐ購入いただけます。

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