ローデ・シュワルツのDC電源およびR&S®LCX LCRメータのウェブページ、VNC、FTP

ローデ・シュワルツのDC電源および&S®LCX LCRメータ向けのイーサネット方式リモートサービス

課題

製造セットアップや遠隔地のテストルームなどの環境では、現地で機器にアクセスしてそれを直接操作することが困難な場合があります。このような状況では、グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)へのリモートアクセスがはるかに便利です。

ローデ・シュワルツのDC電源およびR&S®LCX LCRメータのウェブページ、VNC、FTP

ローデ・シュワルツのソリューション

ローデ・シュワルツのDC電源およびR&S®LCX LCRメータは、イーサネット方式のサービス、測定器ウェブページ、VNC(Virtual Network Computing)、リモート制御、ファイル転送プロトコル(FTP)を使用して、測定器とリモートコンピューターを接続することができます。VNCは、プラットフォームに依存しないイーサネット方式のリモート制御で、PCからアクセスすることができます。FTPは、ネットワーク上のコンピューター間でファイルを転送するためのプロトコルで、あらゆるオペレーティングシステムで動作します。

ユーザーインタフェースの例
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リモートサービスで使用できる機能
ローデ・シュワルツのDC電源およびR&S®LCX LCRメータで使用できるイーサネット方式のリモートサービスには、いくつかの重要な機能があります。以下に、設定プロセスの概要、SCPI Device Controlページの機能、VNC Device Controlページの概要、製品ドキュメントの在所、ファイル転送機能を紹介します。

設定概要
測定器のGUIにリモートアクセスするには、測定器とコンピューター間のイーサネット接続が必要です。ウェブブラウザーに測定器のIPアドレスを入力するとすぐにウェブページが開き、この中にSCPI Device ControlページやVNC Device Controlページがあります。Network Settingsページ、Change Passwordフィールド、製品ドキュメントの検索フィールドも使用することができます。ユーザーインタフェースのパラメータは、編集して測定器に送信することができます。

SCPI Device Controlページ
SCPI Device Controlページ
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SCPI Device Controlページ

SCPI Device Controlページのテキストボックスに、測定器のSCPIコマンドを入力することができます。コマンドや、問い合わせに対する応答は、下部のヒストリーボックスにリスト表示されます。Refresh screen dataをクリックすると、測定器の最新GUIを問い合わせることができます。

VNC Device Control

VNCデバイスを制御するために、測定器の有効なVNCポートを設定する必要があります。VNCを無効にした後、ポート番号を変更することができます。VNCユーザーインタフェースには、測定器の完全なフロントパネルが表示されます。タッチスクリーンと同様に、マウスを使用してGUIを操作することができます。フロントパネルのキーも、マウスクリックで押すことができます。

製品ドキュメント

ユーザーインタフェースのDocumentationセクションを使用することができます。ウェブページには、クイック・ガイド・マニュアルのウェブバージョンと、製品ウェブページへのリンクが登録されています。

ファイル転送

FTPを介してファイルをリモート転送するには、有効なポート、ユーザー名、パスワードを設定する必要があります。Filezillaなどの専用アプリケーションを使用して、測定器のFTPサーバーにアクセスすることができます。FTPサーバーへの永続的なアクセスを提供するネットワークロケーションを追加すれば、IPv4アドレスとログイン認証情報を変更しない限り、Windowsファイルエクスプローラーを使用してサーバーにアクセスすることもできます。
Windowsファイルエクスプローラーのナビゲーションフィールドに、測定器のファイルシステムが指定された名前で表示されます。

まとめ

多くの状況で直接操作するのが困難になる場合があります。そのような場合には、GUIにリモートアクセスするのが便利です。ローデ・シュワルツのDC電源およびR&S®LCX LCRメータでは、イーサネット方式のサービスを利用したリモート操作が可能で、GUI、SCPIコマンド制御、ファイル転送、電子マニュアルを使用することができます。