FAQs from Rohde & Schwarz

高速掃引モードでの外部信号発生器の制御

質問

高速掃引モードのZVA/ZVBに、外部信号発生器としてSFM100Aを接続するにはどうすればよいですか?

回答

R&S SMF100Aマイクロ波信号発生器は、高速掃引モードのZVA/ZVBネットワーク・アナライザと組み合わせて

使用できます。高速掃引をオンにした場合、アナライザは全チャネルのスティミュラス値(周波数とパワー)のリストを作成し、GPIBまたはLAN経由で信号発生器に転送します。チャネル設定が変更されると、

リストは自動的に更新されて再転送されます。アナライザは、トリガハンドシェークを使用して、信号発生器のリストモードを制御します。高速掃引モードが有効なのは、1チャネルを使用する場合だけです。チャネル間の切り替えを行うには、リストを新たにセットアップする必要があり、

速度が低下します。

高速掃引をオフにした場合は、各測定ポイントが独立にLANまたはGPIB経由で転送されます。データ転送のために、測定速度は低下します。

ネットワーク・アナライザには、VISAドライバが必要です。高速掃引モードと外部信号発生器を組み合わせて使用すると、測定速度が何倍にも向上します。

重要:VISAライブラリのインストール時に、"Custom" を選択することが非常に重要です。VISAインストールが

実際に有効にされていることを確認してください。VISAドライバは、デフォルトではインストールされていません。

SMF100A - ZVA/ZVBを高速掃引モードで使用するには、リモートインタフェース(GPIBまたはLAN)に加えて、トリガ接続が必要です。ZVA/ZVBの "User Port"(25ピンD-Subメス)と、SMF100Aの "Ext Gen Trigger" および "Ext Gen Blank" BNCコネクタを接続する必要があります。以下の表に配線を示します。

25ピンD-Sub(オス) - 信号発生器(BNC)

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ピン21 - Ext Gen Trigger

ピン22 - Ext Gen Blank

ピン23 - GND

ZVA/ZVBの外部信号発生器セットアップで "Fast Scan" をオンにします。