質問：
EMC32には、ローデ・シュワルツの古いNAPパワー・メータ用のジェネリックドライバが存在します。
これを使用して、EMC32-Sで順方向と逆方向のパワーを測定しようと思っています。ところが、何らかの理由で、EMC32ソフトウェアでこれを実行できません。
NAPで順方向と逆方向のパワーを測定できるようにEMC32をセットアップするにはどうすればよいですか？
NAP汎用パワー・メータによる順方向／逆方向パワー測定
回答：
NAP汎用パワー・メータ用のサンプル構成ファイルがあるので、それを使用します。NAP用の構成ファイルは、順方向パワーの測定用に作成されています。
EMC32のインストール・パス（...Configuration/Powermeters/）に移動して、ASCIIファイルNAP_PM.DeviceConfigurationをASCIIエディタで開き、"[Measure]" ヘッダーの下のコマンドを、
NAP操作マニュアルの情報と比較します。
NAPを使用して順方向および反射パワーを測定するには、以下の手順を実行します。
"NAP_PM.DeviceConfiguration" ファイルで、"DF" を "DR" に変更し、構成ファイルを新しいファイル名（例、"NAP_PM_REV.DeviceConfiguration"）で保存します。
EMC32を実行し、デバイス・リストを開き、汎用パワー・メータを "Configured Devices" に2回追加します。
2つの汎用パワー・メータを右クリックして名前を変更します（例、"NAP FWD Generic Power Meter" と "NAP REV Generic Power Meter"）。
新しいパワー・メータのプロパティを開きます。"NAP FWD Generic Power Meter" に対しては、既存の "NAP_PM.DeviceConfiguration" 構成ファイルを使用します。
"NAP REV Generic Power Meter" に対しては、さきほど変更した新しい構成ファイルを使用します。
リモート制御インタフェースに対する測定器設定を確認して、状態を物理に変更し、新しい測定器をハードウェア・セットアップに追加するのを忘れないでください。