説明
R&Sのxx8000およびTx9 シリーズのトランスミッターを1つのシステム内で動作させる構成
R&S xx8000およびTx9 トランスミッターの混在動作
解決策
特定の条件では、シリーズxx8000とTx9のトランスミッターまたはそのパーツを1つのシステム内で動作させることが必要な場合があります。
混在動作に関するお客様の要件と、可能性（＋）／制限（－）に関する記述を以下に示します。
1. 既存のxx8000 トランスミッターとNetCCU800の組み合わせを、新しいTCE900 励振器でアップグレード。
可能性（＋）
- xx8000 シリーズトランスミッター（ハイパワーおよびミディアムパワー）は、Sx800/801 励振器およびTCE900 励振器の両方と組み合わせて使用できます。
- Sx800/801 励振器をTCE900に置き換えるための専用後付けキットが用意されています。
2. 既存のxx8000（n＋1）システムを新しいTx9 メイントランスミッターで拡張。
可能性（＋）
- Tx9 トランスミッターは、xx8000 シリーズトランスミッターの既存の（n＋1）システムにメイントランスミッターとして統合できます。NetCCU800（NSU）では、SNMPを通じていわゆる「シンプルTx」として構成する必要があります。
3. 既存のxx8000 シリーズトランスミッターを、Tx9をバックアップトランスミッター、TCE900をシステムコントローラーとして、（n＋1）システムにアップグレード。
制限（－）
- TCE900を（n＋1）システムコントローラーとするTx9システムは、xx8000 シリーズのトランスミッターと組み合わせて使用できません。
4. 既存のTx9（n＋1）システムを古いxx8000 メイントランスミッターで拡張。
制限（－）
- TCE900を（n＋1）システムコントローラーとするTx9システムは、xx8000 シリーズのトランスミッターと組み合わせて使用できません。
5. 既存の（n＋1）システムで、1つのシステム内で複数のTV規格を処理。
可能性（＋）
- Tx9（n＋1）システムは、システム内でのTV規格の混在（例：DVB-TとDVB-T2）をサポートします。
制限（－）
- xx8000（n＋1）システムは、一般的にシステム内でのTV規格の混在（例：DVB-TとDVB-T2）をサポートしません。