なぜ今、ローデ・シュワルツのオシロスコープなのか

知っておきたい「波形更新レートの重要性」

デジタルオシロスコープ共通の落とし穴 ー 「デッドタイム」

オシロスコープを使用中になかなか見えない問題点やノイズに苦労した経験はありませんか?ご存知のようにデジタルオシロスコープには、「デッドタイム」とよばれる「波形が全く観測できない時間」があり、この「デッドタイム」に生じる不具合波形は絶対に見ることができません。

jp_mxo5-deadtime

特に、最近の回路設計は高速化・高集積化・省エネ化が進み、信号の微細化に加え、テストパターンも極めて複雑になり、不具合信号はより散発的で非常に見つけにくくなっています。ノイズ源と切り分け、めったに発生しない不具合信号を確実に捕えるためには、デッドタイムの最少化、つまり波形更新レートの最大化が必要です。

唯一の解決策は、波形更新レートの最大化

jp-mxo5-demo-1-fastwaveformupdate
使用機種:R&S®MXO5 オシロスコープ

実機デモで見る:450万回波形更新レートでの表示の違い

ローデ・シュワルツの最新オシロスコープは、毎秒最高450万回という圧倒的な波形更新レートを達成しており、1秒間に10回程度発生する不具合波形の観測に必要な時間はわずか7秒。もし同じ不具合波形を毎秒10,000回程度の波形更新レートをもつ汎用オシロスコープで観測するなら11分、毎秒100回程度の旧型オシロスコープなら19時間以上かかることになります。

高速波形更新レートの重要性 - White Paper
高速波形更新レートの重要性 - White Paper

なかなか見えない不具合信号の解決策

「波形更新レート」の重要性

オシロスコープの選定において、更新レート特性の表現はメーカーごとに異なるため、その解釈には混乱や誤解が生じがちです。また更新レートはさまざまなオシロスコープの設定によって大きく影響されるため、あるベンダーの更新レート値を別のベンダーの値と比較することも容易ではありません。このドキュメントでは、現在お持ちのスコープの更新レートを簡単に評価する方法、また各ベンダーの更新レートを比較する方法などをわかりやすくご紹介します。

これからのオシロスコープに必要な3つの要素

複雑で多様な信号源をノイズ源と切り分け、めったに発生しない異常を確実に表示、捕捉、解析するために

jp_mxo5-demo-1_fastWaveformUpdate_display

超高速な波形更新レート

散発的な微小イベントの検出確率を大幅に向上

  • 高速ASIC MXO-EP(200Gb/s)搭載で最高450万回/秒の波形更新
  • 短時間の測定でも大量のデータ処理ができるため統計データの信頼性が向上
jp_mxo5-demo-4_digitalTrigger

高感度

感度レベル:0.0001 divのデジタルトリガで信号を確実に捕捉

  • アナログ式トリガと比較して10,000倍以上の高感度単発のイベントにも確実にトリガ
  • 単発のイベントにも確実にトリガ
MXO5 demo for long memory

使えるロングメモリ

ロングメモリでも高速サンプリングレートを維持

  • 標準500Mポイント、最大1Gポイントでも常時高速サンプリング
  • 原因と結果の時間差が大きいシリアルデバッグに最適

さらに、優れたFFT機能が不可欠

jp_mxo5-demo-3_low-noise-floor

高分解能を実現する低ノイズ性能

  • 時間データおよび周波数スペクトラムにおいても微小な信号変化の観測が可能
  • 標準12ビット、高分解能モード(HD)で最大 18ビットの高分解能ADC搭載
jp_mxo5-demo-5_spectrum

高速で高精度なスペクトラム解析

  • 最大4 つのスペクトラムに対して、45,000 FFT/ 秒の超高速表示
  • FFT 最大捕捉帯域幅DC ~ 2 GHz で、突発的なスプリアスを確実に捕捉

*上記でご紹介の動画は当社のウェビナーアーカイブ「そのパフォーマンスを比較デモを通じて体感 : "革新を生み出す最新オシロスコープによるデバッグ効率の向上"」からの切り出しです。本編はこちらからご覧ください。

試してみませんか?ローデ・シュワルツのMXO5オシロスコープ

お客様の測定環境で、ぜひそのパフォーマンスをご評価ください

MXO5 oscilloscope

稀にしか生じない不具合波形を観測するために自社設計の高速処理ASIC (MXO-EP)を搭載したR&S®MXO 5シリーズ。業界最速の450万波形/秒の更新レートで、散発的な不具合信号を短時間で検出できます

MXO5 オシロスコープ

ご依頼はお気軽にこちらから

  • 散発的な微小イベントの検出確率を大幅に向上
  • 高分解能を実現する低ノイズ性能
  • 感度レベル:0.0001 divのデジタルトリガを搭載
  • 最高 4つのFFT 結果を独立かつ高速表示
  • 超ロングメモリにより高速サンプリングで長時間データを確実に捕捉

動作原理から考える「なぜ問題点やノイズを見逃すのか」

ウェビナー『オシロスコープによるノイズ測定:取り逃しの無い効率的な測定のために』