ISDB-TBテクノロジー

ISDB-TBは、デジタル地上波放送用のブラジルの伝送規格です。日本のデジタルISDB-Tテレビ規格を修正して、ISDB-TB(Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial Brazil:サービス統合地上デジタル放送-ブラジル)として承認されたものです。トランスミッターレベルでは、日本のデジタルテレビ規格に変更が加えられました。その多くは、伝送テンプレートと放送チャネルに関するものです。これがブラジル向けにカスタマイズされました。

他のデジタル伝送規格とは異なり、ISDB-TBは、テレビ、ラジオ、データサービスをカバーしています。これらのサービスのすべてを互いに独立して多様な組み合わせで送信できるので、HDTV、SDTV、音声、文字のすべてに対応できます。同時に、ブロードキャストされるデータに低品質で同じ番組を含めることができるので、携帯端末機器では狭い帯域幅を利用できます。

DVB-Tと同様に、変調は「コード化直交周波数分割多重化(COFDM)」マルチキャリア手法を用いて2K/4K/8Kモードで行われます。6 MHzチャネルは、13個のサブバンド(セグメント)に分割されます。OFDMスペクトラム内の13個のセグメントが結合されて、「レイヤー」と呼ばれるセグメントグループが構成されます。これらのレイヤーにより、ISDB-TBでは階層的な伝送が可能になります。

テクノロジーの概要

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