Press releases

12月 15, 2022

CES 2023:ローデ・シュワルツとBroadcom社が、次世代ワイヤレス通信デバイスのためのWi-Fi 7テスト・ ソリューションで連携

ローデ・シュワルツとBroadcom社は、Broadcom社のWi-Fi 7用チップセットについてR&S CMP180無線通信テスタの有用性検証に成功しました。これにより、ワイヤレス機器のOEMやODM企業の皆様には、それぞれのWi-Fi 7対応製品を市場投入する準備に取り掛かっていただけるようになりました。

Broadcom社のWi-Fi 7用チップセットについて、R&S CMP180の有効性が確認されました。
Broadcom社のWi-Fi 7用チップセットについて、R&S CMP180の有効性が確認されました。

ローデ・シュワルツとBroadcom Inc.社から、Broadcom® Wi-Fi 7チップセットの自動テスト・ソリューションが利用可能になったことをご案内します。このBroadcom® Wi-Fi 7チップセットは、モバイル・ハンドセットのために最適化された業界初のWi-Fi 7用チップセットであり、IEEE 802.11be準拠の同時デュアルバンド2x2動作もサポートしています。ローデ・シュワルツは、ワイヤレス・アプリケーションのための試験・計測機器のトップサプライヤとしてBroadcom社と協力し、研究開発や生産に対応した次世代のワイヤレス機器テスト・プラットフォームであるR&S CMP180の有効性を確認しました。

IEEE 802.11be修正案では、2.4 GHz・5 GHz・6 GHz各バンドでのWi-Fi 7の動作をカバーしています。さらにこの修正案は、モバイル・ハンドセットの高度なアプリケーション実現に必要となる極めて高いWLANスループットを規定することにもなります。そうしたモバイル・ハンドセットの非常に高いスループット実現のカギとなる要素が、最新の4096-QAM変調方式のほか、6 GHz帯で使える320 MHzという広いWLANチャネルやMLO(multi-link operation)機能です。

そのためIEEE 802.11beにともない、試験・計測機器にも多くの課題が課されます。たとえば4096-QAM変調には、必要な解析帯域幅に加えて、最大320 MHzという帯域幅にわたって非常に低歪みのリファレンス・シグナルを送信できる信号生成能力が求められます。またMIMOやMLO方式には、高性能かつスケーラブルなテスト・ソリューションが必要となります。こうした課題に応えるのがローデ・シュワルツのR&S CMP 180です。同テスト・プラットフォームは、RFレベルにおけるBroadcom Wi-Fi 7チップセットの特性評価に有効であり、エラーベクトル振幅(EVM)やタイミング測定、放射周波数の適合性をテストできます。また、ローデ・シュワルツのWMTソフトウェア・サービスは、Pythonベースのモジュール式テスト自動化フレームワークとなっており、最新のBroadcom Wi-Fi 7チップセットもサポートしています。

ローデ・シュワルツでモバイル無線テスタを担当する上級副社長のChristoph Pointnerは次のように説明しています。「Broadcom社のユーザーによる次世代Wi-Fi 7製品の市場投入をお手伝いできることを大変光栄に感じています。この集積チップセットを当社WMTテスト自動化プラットフォームがサポートしたことで、OEMやODM企業の皆様は、Wi-Fi 7対応機器のテストが行える確実で安全な自動テスト環境を素早く構築いただけるようになりました」。

一方、Broadcom社のワイヤレス通信/接続部門のマーケティング・ディレクタGabriel Desjardins氏も次のように話しています。「6 GHzに対応したWi-Fiテストシステムの開発でローデ・シュワルツと協力を続けてきました。その成果として、当社Broadcomのユーザーやパートナー企業による最新Wi-Fi技術の展開をいっそう加速させることが可能になりました」。

R&S CMP180無線通信テスタは、ワイヤレス機器の研究開発や検証から生産にまで対応できる将来性豊かなノンシグナリング・テスト・ソリューションです。最新の周波数や帯域幅に対応するともに高いRF能力を兼ね備えていることから、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7を始めとする多くの新しいワイヤレス技術のテストが可能です。さらに、アナライザ(2×VSA)、信号発生器(2×VSG)、RFポート(2×8)とそれぞれ2倍に増えたことで、1台のVSA/VSGテスタで通信技術やデバイスを同時に測定できるようになっています。

ローデ・シュワルツは、R&S CMP180とBroadcom社のWi-Fi 7デバイスによる試験セットアップを、2023年1月5日~8日にラスベガスで開催のCES 2023において西ホール・小間番号6757のブースに出展する予定です。

R&S CMP180について詳しくは、www.rohde-schwarz.com/product/cmp180をご覧ください。

お問い合わせ:

欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)

北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg @rsa.rohde-schwarz.com)

アジア太平洋地域:Wen Shi Tong(電話:+65 6 307-0029、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.comからインターネットでご提供しています。

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、より安全に“つながる”社会の実現に向けた基盤を整えようと取り組む先駆的企業のなかでも、特に技術指向のグループとして、試験・計測などを始めとする技術システムやネットワークおよびサイバーセキュリティにおけるトップレベルのソリューションを提供しています。設立から85年以上にわたり、世界中の産業界や行政機関のお客様の信頼できるパートナーとして歩んできました。そのローデ・シュワルツでは、2021年6月30日現在、全世界で約13,000名の従業員が活躍しています。2020/2021会計年度(昨年7月から本年6月まで)には独立した企業グループとして23.4億ユーロの売上を達成しました。本社はドイツ・ミュンヘンに構えています。

R&S®はRohde & Schwarz GmbH & Co. KGの登録商標です。

東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階

〒160-0023

関野 敏正

電話番号: +81 3 5925 1270/1290

Toshimasa.Sekino@rohde-schwarz.com

www.rohde-schwarz.com/jp

プレス/メディア関係者のお問い合わせ窓口

Patrizia Muehlbauer
PR Manager Products & Standard Systems
(+49 89) 4129-13 818
press@rohde-schwarz.com

詳しくは

Rohde & Schwarz

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。


R&S®は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

Related solutions and product groups

Request information

Do you have questions or need additional information? Simply fill out this form and we will get right back to you.

マーケティング・パーミッション

お問い合わせ内容が送信されました。 後ほどご連絡致します。
An error is occurred, please try it again later.