シェルターアプリケーション向けCERTIUM VCS
CERTIUM VCSは、シェルターシナリオの課題に対処するのに使用することができる、純IPベースの通信インフラです。
CERTIUM VCSは、シェルターシナリオの課題に対処するのに使用することができる、純IPベースの通信インフラです。
音声通信システムは、建物や管制塔への標準的な配備以外に、シェルター施設への配備の要求も増えています。アプリケーションシナリオは、コストパフォーマンスの高いATC航空管制塔システムから半移動式非常用防空(AD)システムまで多岐にわたります。
これらの施設に共通している点は、シェルターのスペースが限られていることです。無線機、VCS、レーダー画面、コンピューター/サーバーなどの必要な機器をわずか30立方メートルのスペースに収めなければなりません。
スペースの制約以外に、信頼性の高い航空機-地上間および地上-地上間通信とコストパフォーマンスの高いソリューションという、ATC/ADの一般的な要件も満たす必要があります。
CERTIUM VCSは、シェルターシナリオの課題に対処するのに使用することができる、純IPベースの通信インフラです。
小さい占有面積
VoIPシステムによって、インテリジェンス機能がネットワークコアからネットワークエッジの周辺機器に移ります。純IPベースの通信システムは、冗長ローカル・エリア・ネットワークさえあれば、中央のTDMスイッチングマトリクスがなくても機能します。管制卓は、航空機-地上間および地上-地上間通信コマンドの実行に必要な情報をすべてデータベースからロードします。アーキテクチャー全体にVoIP無線機が統合されるため、スペースも節約できます。ベースとなるIPインフラを他のデータアプリケーションと共有できるため、シェルターに追加のコンポーネントを設置する必要はありません。
信頼性の高い通信
インテリジェンス機能がネットワークコアから周辺機器に移るため、システムの一部で障害が発生しても、他の部分の動作には影響を与えません。フル冗長アーキテクチャーにより、信頼性と可用性が向上します。航空交通市場で実証済みのソリューションが使用されるため、EUROCAE ED-137などの関連規格に準拠した信頼性の高い通信が実現します。
費用効率
シェルター内では同じIPインフラを音声とデータの両方のアプリケーションで共有するため、調達、運用、保守に相乗効果が生まれます。また、市販のハードウェアを使用できるため、コストを大幅に削減することができます。CERTIUM VCSなどのIPベース音声通信ソリューションは、スペースとコストを大幅に削減し、信頼性を高めるため、シェルターアプリケーションに最適です。
シェルター施設。
ローデ・シュワルツがマイクロフォンからアンテナまでシェルターに提供
南米のある国の防衛機関が、ローデ・シュワルツの音声通信インフラを使用して、IPベースの空対地/地対地通信ソリューションを備えたシェルターを数か所に配備しました。
このソリューションは、完全なIPベースのCERTIUM VCS音声通信システムとR&S®Series5200 無線機で構成されます。ローデ・シュワルツは、マイクロフォンからアンテナまで通信インフラ全体を提供しています。
シェルターの防衛スタッフは、外界から完全に独立した状態で全国の航空機と通信することができます。
シェルター全体の概要:
システム統合は現地のパートナーが行いました。
ローデ・シュワルツのシェルター向けIPベース音声通信ソリューション(マイクロフォンからアンテナまで)