主な特長
- 将来を見据えたフルIP通信システム
- 分散型アーキテクチャーにより最高レベルの信頼性を実現
- 集中管理による最適な保守性
- 四重冗長化によるATCグレードの信頼性
- 運用の安全性を確保するセキュリティー・バイ・デザイン・アーキテクチャー
主な特長
CERTIUM VCSはIPテクノロジーの利点をすべて活用
CERTIUM VCSは、IPベースの四重冗長化音声通信システムです。CERTIUMポートフォリオ全体に完全に統合されており、安全でセキュアかつ効率医的な航空業務を確保します。柔軟で耐性のある最先端の純粋なIPベースアーキテクチャーを強固なセキュリティーメカニズムに統合しています。その柔軟性により、小規模な管制塔にも、複数の航空交通管制部(ACC:エリアコントロールセンター)と数百の管制席を束ねる全国規模のシステムにも適しています。CERTIUM VCSは高度な機能を備えているため、遠隔地にあるデジタル管制塔システムをサポートしたり、航空交通管制センターを仮想センターに接続したりできます。管制センター間だけでなく国家間でも迅速かつ柔軟に責任を移譲できます。
柔軟性、冗長性、安全性を備えたIPテクノロジーは、最先端の通信システムの世界的な基盤となっています。ローデ・シュワルツは、完全なIPベースのCERTIUM VCSシステムにこの強力なテクノロジーを取り入れています。IPネットワークは、VCSソリューションの中核をなすものです。すべてのコンポーネントをまとめて相互接続します。分散型アーキテクチャーにより、耐障害性のためのオプションも充実しています。
重要インフラ用のセキュアなVCS
CERTIUM VCSシステムの実装には、ローデ・シュワルツの重要なインフラシステムの開発における豊富な経験が生かされています。セキュリティレベルは、連邦情報処理標準(FIPS)やOpen Web Application Security Project(OWASP)、EUROCONTROLのVOTEセキュリティハンドブックなどの推奨事項に準じています。
ATCグレードの耐性により、システムの無停止運用を実現
安全な空域を確保するには、自然災害などの不測の事態が発生した場合でも、パイロットと管制官の間で安定した通信が途絶えることがないようにする必要があります。ローデ・シュワルツは、VCSシステムに独自のメカニズムを実装することで、複数の停電が発生した場合でも優れた可用性を実現しています。これによって空域の安全とセキュリティーが向上します。
航空交通管制官が操作しやすいGUI
構造化されたわかりやすいユーザーインタフェースにより、航空管制官の作業が簡素化されます。画面は、機能エリアごとに構成されています。色分け表示により、無線リソースのステータス、同じリソースに接続している管制官の人数、受信信号の強度、最良の信号選択に関する情報が通知されます。オーディオ管理や無線機に関する詳細情報の取得、周波数の再設定などを行います。
ライフサイクル全体を通じた幅広いサポート
R&Sは、豊富な実績を誇るシステムエンジニアリングによる導入支援をはじめ、トレーニングやプロフェッショナルなサービスレベル契約(SLA)に基づく高度なサポートまで、ライフサイクル全体を通してお客様をサポートします。
標準管制卓
小型管制卓
無線ゲートウェイ
テレフォニーゲートウェイ
ユニバーサルメディアゲートウェイ
VCSゲートウェイ