主な特長
- 優れた拡張機能を備えたPXIe®/PXI®ベースのモジュール式テストプラットフォーム
- R&S RF測定器と組み合わせれば、ボードレベルのテストおよびEoLテストに最適
- R&Sアナログ測定バスを介した内部信号ルーティング
- モジュールごとの測定器ソフトパネル
- すべてのソフトウェアドライバーと追加ツールがあらかじめ付属
R&S®TSVPファミリーの製品はローデ・シュワルツが提供するオープンなテストプラットフォームで、高性能自動テスト機器(ATE)アプリケーションに最適です。シャーシには、メカニカル仕様フレーム、デジタルバックプレーン、アナログバックプレーン、メイン切り替えとフィルタリング、電源、診断機能拡張が含まれます。その特長は、外部配線を追加しなくても測定信号を異なるスロット間でルーティングできるアナログバスです。3種類のデバイスから選択することができます:
試験機関では、大規模な追加投資なしで現在および将来の要件に対応できるようにするために、最もコンパクトなユニットに必要な機能を構成してできるだけ高い汎用性を持たせることに高い関心があります。さらに、製品の開発時間が絶えず短縮されるため、多くのアプリケーションの再利用可能なモジュールとして統合できる、パワフルで操作しやすい標準化されたソフトウェアコンポーネントが求められています。 R&S®TSVPは、従来の量産用テスタを超える多機能を提供します。テストエンジニアは、エンジニアリング検証テスト(EVT)、設計検証テスト(DVT)、製造検証テスト(PVT)から、量産(MP)に至る開発の全段階にわたって、この測定器を使用できます。現在、無線機器の開発および製造ラインでは、柔軟性、性能、稼動率を最適な形で組み合わせる必要があります。ローデ・シュワルツは、さまざまなアプリケーションの開発および製造のあらゆる段階に対応する電子計測器を提供している大手サプライヤーとして、R&S®TSVPにより、このような厳格な要件を満たしています。
R&S®TSVPモジュールの形状には、電子機器の製造に関する代表的な要件を満たすという一貫した製品理念が反映されています。各測定器は、前面コネクタを介して入力信号の1次切り替えを実行でき、内部のアナログ測定バスに自在にアクセスできます。DUTをテストするためにマルチプレクサーによる切り替えが必要な信号が数本のみならば、多くの場合、測定モジュールに搭載されているマルチプレクサーで間に合います。その一方で、処理する必要のあるチャネル数が多い場合は、アナログ測定バスとスイッチマトリクスモジュールを介してマルチプレクサーによる切り替えが実行されます。このような機構により、柔軟なモジュール接続が可能になります。これは実用的に非常に有益で、このような特化した測定作業向けのフィクスチャ配線が簡素化されます。 背面I/Oによる測定の信号ルーティングコンセプトが採用されており、外部測定システムを接続すれば、信号を入力したり、背面からスイッチングモジュールを介して前面コネクタや被試験デバイス(DUT)などに信号を出力したりできます。さらに、外部測定システムからの信号はR&Sアナログ測定バスに送られるので、追加の測定タスクを実施する別のR&S測定器にシステム内部でルーティングすることができます。
一般的な自動テスト機器(ATE)環境で産業向けに使用するための拡張機能として、アナログ測定バス用の追加バックプレーンが統合されています。これを使用すれば、外部ケーブルを追加せずに、シャーシ内のモジュール間でテスト信号のルーティングを柔軟に行うことができます。部分的にインピーダンスの高いアナログ信号やレベルが非常に小さい信号のルーティングは、「デジタルデータの高速経路」であるPCIバスから物理的な距離を保つ必要があります。同じことが高電圧にも当てはまります。このような目的のために、モジュールの構成は、アナログ測定バス用のインタフェースにより展開されます。測定中は、アナログ測定バスへの結合リレーが動的にプログラム制御され、これを介して、モジュール間で信号の相互接続が一時的に発生します。
テストプログラムを手軽に開発するために、Generic Test Software Library(R&S®GTSL)と呼ばれる包括的なライブラリが用意されています。これはInterchangeable Virtual Instruments(IVI)規格をベースとした完全にテスト済みのソフトウェアモジュールで、ファンクションテストにすぐに利用できます。これは、R&Sモジュールのあらゆる測定機能と信号出力機能に加えて、システムで使用されるモジュールの全リソース管理と構成、さらにDUTスイッチングに対応しています。R&S®GTSLを使用すれば、テストケースを素早く確実に実装でき、変化する要件にも適応することができます。 測定器ソフトパネルにより、R&S®TSVPの操作を簡単に始められ、デバッグや評価作業を行いながら各モジュールを容易に設定できます。 R&S®GTSL Debug Driver ServerおよびDebug Panelsは、実装作業やトラブルシューティング作業に大変便利で、各々を実行中のテストアプリケーションおよびテスト実行シーケンス作成ソリューションと並行して実行できます。Panelsには、大部分のR&Sモジュールに関する現在のステータスがランタイム中に表示されます。 Signal RoutingライブラリはR&S®GTSLに含まれている優れた上位ライブラリの1つです。これを使用すると、スイッチングコマンドによって複雑なスイッチング接続をセットアップすることができます。スイッチング接続は、アナログ測定バスに基づいて自動的にルーティングすることができます。例えば、ソフトウェアが空いているアナログ測定バスラインを検索して、わかりやすい論理名に基づいてスイッチング経路のリレーを自動的に切り替えます。広範なスイッチング接続をアプリケーション固有の名前で保存して、後でテストプログラムで呼び出すこともできます。Signal Routingライブラリは、特徴的な機能として高度なベンチコンセプトによりマルチパネルとパラレルテストをサポートしています。
Universal test and measurement chassis
Industrial test and measurement chassis
Industrial high-power and switching application chassis
System controller for R&S®CompactTSVP
PCIe bridge for R&S®CompactTSVP
System controller for R&S®ExpressTSVP
Remote controller for R&S®ExpressTSVP
Scanning multimeter and data acquisition unit
In-Circuit Test (ICT) extension module
Switch matrix module
Power switching module
Multiplex/switch module
High-power switching module
Power switching module
High-power switching module
Analog and digital I/O module
Digital I/O module and coil driver
Digital functional test module
Digital LVDS functional test module
Function generator module
Signal analyzer module
Power supply/load module
In-System calibration kit
Signal port and transmission module
Switching extension module
Backplane extension module
Signal transmission module