主な特長
- ローデ・シュワルツのすべてのオシロスコープを容易にMSOにアップグレード
- 高精度測定:最大5 GSa/sのサンプリングレート
- 大容量メモリ:長時間の信号シーケンスを捕捉
- 包括的な処理/解析機能
- デジタルチャネルの場合でも、シリアルプロトコルの解析が可能
主な特長
R&S®B1 ミックスド・シグナル・オプションにより、ローデ・シュワルツのオシロスコープを使いやすいミックスド・シグナル・オシロスコープ(MSO)に変更できます。ミックスド・シグナル・オシロスコープは、デジタル・オシロスコープの測定機能とロジック・アナライザの解析機能を組み合わせたハイブリッド型のテスト機器です。
すべてのメモリ長にわたり時間分解能が高いため信号の詳細解析が可能
R&S®RTO、R&S®RTE、R&S®RTM オシロスコープ用のR&S®B1オプションは、5 GSa/sのサンプリングレートを備え、デジタルチャネルに対して200 psの最高時間分解能を実現します。このサンプリングレートは、メモリ長全体にわたって有効です。このため、MSOオプションを使用すれば、狭いグリッチや間隔の広いグリッチなどの重要なイベントも検出できます。
R&S®RTO オシロスコープのデジタルチャネルは、200 psの分解能で動作するので、短時間のグリッチも検出できます。
デジタルチャネルは200 psの分解能を持つため、精密なトリガソースとして使用できます。R&S®B1では、エッジ、幅、パターン、シリアルパターンなど、デバッグと解析のためのさまざまなトリガタイプが使用できます。これらのトリガは、ホールドオフの条件と組み合わせることができます。トリガソースとしては、個々のデジタルチャネル、バス信号、またはAND、OR、XORなどの論理演算子によるデジタルチャネルの任意の論理的組み合わせを選択できます。
デジタルチャネル用の包括的なトリガタイプのリストの中から選択できます。
高い捕捉レートおよび解析レートによる素早い不良検出
測定されたデジタル波形に対するハードウェアベースの信号処理は、収集とトリガだけでなく、カーソル機能や測定などの解析機能にまで及び、さらに結果のビジュアリゼーションまで含みます。R&S®RTOおよびR&S®RTE オシロスコープでは、測定されたすべてのデジタル信号を並列処理することで、毎秒最大200,000波形の収集/解析レートを実現しており、頻度の低いイベントを短時間で高い信頼性で検出できます。
R&S®RTOおよびR&S®RTE オシロスコープのR&S®SmartGrid機能は、画面上でのデジタルチャネルの配置を容易にします。収集状態にかかわらず、デジタルチャネルのアクティビティが信号アイコン内に表示されます。2つのスクリーンダンプの間で得られた個別デジタルチャネルのバイナリー信号が、測定ダイアグラムに重ね表示されます。バイナリーステートの頻度とエッジ遷移の概要が表示されます。
R&S®SmartGrid機能を使用すれば、ニーズに応じてデジタルチャネルを画面上に配置できます。
測定された波形を効率的に解析するため、ローデ・シュワルツのすべてのオシロスコープには、R&S®B1オプションが用意されており、統計評価を含むさまざまな自動時間測定を提供します。自動測定はすべてのデジタルチャネルとその論理組み合わせに対し実行できます。カーソル位置でのバス値のデコードもサポートされます。履歴表示機能を使用すれば、捕捉メモリ内の測定波形にアクセスして、解析機能を適用できます。
デジタルチャネルの詳細な解析。
デジタルチャネルの場合でも、シリアルプロトコルの解析が可能
R&S®RTO-B1のデジタルチャネルと適切なシリアル・プロトコル・オプションを使用すれば、I²C、SPI、UART/RS-232、CAN、LIN、FlexRay™といったシリアルインタフェースのプロトコルのトリガ/デコードも可能です。
I²Cデコードなどのプロトコルデコードは、デジタルチャネルでもサポートされます。
アクティブプローブ・ソリューションによりテストポイントの負荷を低減
デジタル入力は、8チャネルずつのロジックプローブにグループ化されます。高入力インピーダンスと低入力キャパシタンスを組み合わせることで(100 kΩ || 4 pF)、高い信号忠実度とテストポイントの低負荷が実現します。
アクティブプローブ・ソリューションによりテストポイントの負荷を低減