FAQs from Rohde & Schwarz

逆方向パワーのグラフィックをテストに追加する方法

質問

現在使用しているハードウェアセットアップには、増幅器の順方向/逆方向パワーのパワー・メータがあります。テストで逆方向パワーを

確認しようと思っています。逆方向パワーのグラフィックをテストに追加するにはどうすればよいですか?

回答

システム監視機能を使用する必要があります。システムの監視はEUTの監視に類似していますが、

DUTの代わりに、EMSテストシステム自体がモニターされます。例えば、現在のイミュニティーレベル、増幅器の出力パワー、トランスデューサの入力パワー、VSWR

などのパラメータがモニターされます。

EMSスキャンテンプレートで選択したハードウェアセットアップに逆方向パワー・メータが含まれている場合は、

増幅器の出力で必要な反射パワーを表示することができます。逆方向パワー測定をテストに追加するには、以下の手順を実行します。

1.) EMSスキャンテンプレートを開きます。

2.) "System Monitoring" をクリックして、"System Monitor Setup" エディタを開きます。

3.) エディタの上部にはシステム概要図があり、現在アクティブな

モニタリングパラメータが表示されています。目の形をした各シンボルは、パラメータをモニタリングに使用できる

システム内の1つのポイントを表します。目の形をしたシンボルの上にマウスを移動すると、ツールチップテキストが表示され、

このポイントに使用可能なパラメータがすべて示されます。増幅器の目の形をしたシンボルは、必要な反射パワーを表します。

4.) 目的の目の形をしたシンボル上で右クリックして、黄色のフラグでマークします。黄色のフラグは、

"System Monitor Parameters" テーブルのパラメータの行の番号を示します。

5.) エディタの下部("System Monitor Parameters")に移動し、"Amplifier Reverse Power" を使用して、

"Active" を "Yes" に、"Display" を "Yes" に設定します。

6.) "Combine Channels in Graphics" オプションをオフにし、"OK" をクリックして "System Monitoring Setup" を

閉じます。

7.) "OK" をクリックしてEMSスキャンテンプレートを閉じ、新しいテストを実行します。

8.) EMC32が測定モードに変わるとすぐに、目的のグラフィック "Amp Out Rev" が表示されます。