Press releases

Tokyo 7月 15, 2022

ローデ・シュワルツとMediaTek社が、R&S TS-LBSテスト・ソリューションによって3GPPリリース16の5G LBS 機能を検証

50015_13.jpg
ローデシュワルツのR&S TS-LBSを用いて、新しい位置情報サービス機能の検証が可能に(画像提供:Rohde&Schwarz)

ローデ・シュワルツとMediaTek社はLBSテストのさらなる前進を図るべく、このR&S TS-LBSテスト・システムを用いて、MediaTek社の5Gチップセット上で3GPPリリース16の測位機能の検証を行い、これに成功しました。私ども両社は、ラウンド・トリップ・タイム(RTT)やアップリンクおよびダウンリンクの到達時間差(UL-TDOA/DL-TDOA)、到来角および放射角(AoA/AoD)といったネットワーク・ベースの測位機能で中心的役割を果たすNR測位基準信号(NR-PRS)を検証し、屋内外の測位ユースケースにおける5G仕様を満たすことを確認しました。さらに、これらの機能をR&S TS-LBSの新オプションとしてサポートしましたので、モバイル端末やチップセットのメーカー、テストハウス、ネットワーク事業者の皆様はだた1つのテスト・ソリューションによって、GCFやPTCRBのほか、各ネットワーク事業者による承認に対応したチップセットおよび端末の検証を実行できます。

R&S TS-LBSは、GNSSおよびネットワーク・ベースの測位機能の試験に対応したテスト・システムです。ネットワーク・シミュレータとしてのR&S CMX500 OBTワンボックス型無線通信テスタと、GNSSシミュレータとしてのR&S SMBV100Bベクトル信号発生で構成されています。R&S CMX500 OBTのセットアップは、同時に複数の4Gあるいは5Gセルを模擬できるなど、完全なネットワーク・シミュレーション能力を備えています。さらに、このR&S CMX500によってLBS支援データをDUTに提供しながら、R&S SMBV100BでGNSS衛星をシミュレートします。こうしたR&S TS-LBSテスト・システムなら、研究開発段階でのプリコンフォーマンス試験に使えるほか、GCFやPTCRBの認証取得、ネットワーク事業者独自の承認に基づく受入れ試験や検証テストにも利用できます。

ローデ・シュワルツのモバイル無線テスタを主幹する上席副社長Christoph Pointnerは次のように説明しています。「これまでの衛星ベースの位置情報信号にNR-PRSに基づくDL-TDOAなどのネットワーク・ベースの測位機能が加わり、当社テスト・ソリューションの非常に進んだ水準にあることが示されました。また、3GPPリリース16の5G位置情報サービスに向かっていっそう前進するため、MediaTek社との協力を続けられることも大変評価しています」。

R&S TS-LBSテスト・システムについて詳しくは、https://www.rohde-schwarz.com/_63493-32127.htmlをご覧ください。

リクエスト情報

ご質問や詳細な情報のご要望などがございましたら、こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。担当者よりご連絡させていただきます。

マーケティング・パーミッション

お問い合わせ内容が送信されました。 後ほどご連絡致します。
An error is occurred, please try it again later.