6. 測定同期
測定同期は、リモート制御アプリケーションを作成する際に考慮すべき最も重要なポイントの1つです。プログラムのこの側面を無視すると、予測できない動作や再現性のない結果が生じ、多くの面倒を引き起こす可能性があります。測定同期が不適切であることを示す明確な徴候の1つは、一定の長さの休止を挿入しないとアプリケーションが動作しないことです。
最初に、この章での測定同期の意味を定義しておきましょう。
今日の測定機器は複雑なデバイスであり、固有のオペレーティングシステムを搭載しています。測定アプリケーションから測定器のステータスを常時把握しておく必要はありません。測定同期は、プログラムの重要なポイント(同期ポイント)で、測定器が期待している状態にあることを確認する方法です。
次に示すのは、オシロスコープと非周期的信号を発生するDUTの場合の測定同期の例です。