質問
EMI自動テストに2本のアンテナを使用しようとしています。第2アンテナは、第1アンテナに対して角度オフセットが付けられています。このため、第2アンテナに対するターンテーブル結果にはある程度のずれがあります。複数のアンテナマストを1つのハードウェアセットアップで使用することは可能でしょうか?また、第2アンテナマストに対して角度オフセットを追加するにはどうすればいいでしょうか?
EMI自動テストに2本のアンテナを使用しようとしています。第2アンテナは、第1アンテナに対して角度オフセットが付けられています。このため、第2アンテナに対するターンテーブル結果にはある程度のずれがあります。複数のアンテナマストを1つのハードウェアセットアップで使用することは可能でしょうか?また、第2アンテナマストに対して角度オフセットを追加するにはどうすればいいでしょうか?
これは可能です。初めに、EMC32のデバイスリストで2本のアンテナを2つのアンテナマストによって作成します。
アンテナマストに対しては、マストのプロパティ("Properties")で角度オフセット("Angle Offset")を指定できます。
角度オフセットは、ターンテーブルのホーム位置(0 °)を基準としたEMIアンテナのオフセットです。これは、各ターンテーブル位置の現在の方位角として追加されます。
このため、度単位のオフセットを指定する必要があります。これは、EMC32によって自動的に考慮されます。
下の例では、第1アンテナがターンテーブルのホーム位置に配置されています。このアンテナのオフセットは0 °です。
第2アンテナには、対応する度単位のオフセットが割り当てられます。下の例では、36 °のオフセットが指定されています。
EMIテスト用のハードウェアセットアップは、以下のようになります。
EMC32は、第2アンテナをハードウェアセットアップで使用できます。ハードウェアセットアップで、「サブレンジの追加」("Add Subrange")をクリックして、2番目のサブレンジを定義します。その後、アンテナシンボルを右クリックして、新しいサブレンジのオフセット位置で新しいアンテナを選択します。
両方のアンテナがテストに使用されるので、最後に得られる結果テーブルには両方のアンテナによる最終結果が含まれます。オフセットは考慮され、ターンテーブルの角度値は必要に応じて補正されます。